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ブロックチェーンの具体的な応用例は?ブロックチェーンがもたらす未来のイメージが持てる本【読書記録】

(投稿:2018/05/30|更新:)

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こんにちは。こここ(@kokokocococo555)です。

今回の本は

・ブロックチェーンって何ができるの?

という方におすすめです。

「ブロックチェーンが話題だけど、一体どんなふうに利用出来るの?具体的にはどういう感じ?」
ということが見えてくる本です。

ブロックチェーンの衝撃

ブロックチェーンの衝撃

  • 作者: ビットバンク株式会社&『ブロックチェーンの衝撃』編集委員会
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2016/06/08
  • メディア: Kindle版
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目次

本書は2016年6月に出版されました。

著者は以前の記事で紹介した野口悠紀雄先生やビットバンク株式会社のCEOなど関係者、Zaifを運営するテックビューロ株式会社のCEOなど、そうそうたるメンバーです。

分量は300ページほど。
じっくり読んで6時間程度かかりました。

企業がブロックチェーンに期待すること4つ

産業分野において企業がブロックチェーンを活用する目的について、大別して以下の4つがあると言われています。
・何らかの価値を扱うシステムの置き換えや開発
・中央管理システムの排除による効率化
・業務の自動化
・直接参加型の新しいサービス

ブロックチェーンの向き・不向き

大きな話題と期待を呼んでいるブロックチェーンですが、もちろん万能ではなく、向き不向きがあります。

ブロックチェーン向いていない

株式市場のように
・高頻度
・トランザクションの確定時間に厳密さが要求される
といった高トランザクション環境はブロックチェーンに不向きだとされています。

ブロックチェーン向いてる

・それほどトランザクション高頻度でない
・時間の厳密さも不要(一定の前後を許容)
な分野はブロックチェーンに向いているとのことです。

さまざまな金融機関がブロックチェーンを用いた実証実験を行っていることから、銀行などの関連業務での実用が向いていると言えるのでしょうか。
「台帳としての性質を持つブロックチェーンと銀行業務との親和性が高いのは当然のことだ」と本書でも述べられています。

DAO(自律分散型組織)

DAO(Distributed Autonomous Organization;自律分散型組織)についても詳しく解説されています。

組織の分類とDAOの立ち位置

従来の組織では、中心にCEOなどの管理者が配置され、その周辺を自動化された機械が囲むという仕組みでした。

しかし、DAOではその構造が逆になります。
つまり、中心にルールやプロトコル、契約があり、それに従う形で人間が周辺を取り囲み活動するということです。

巧妙な運営ルールが定められ、それに基づいて人々が自発的に組織化され活動することで全体的な活動が成り立っています。
不正がそもそも実質的に不可能であったり、不正をするモチベーションが湧かなかったりする仕組みが肝です。

「組織形態マトリクス」

本書では組織の形態を分類する「組織形態マトリクス」が示されています。
中心に据えるもの」と「外部を囲むもの」との二軸から組織を分類する表です。
(出典:DAOs, DACs, DAs and More: An Incomplete Terminology Guide - Ethereum Blog

それぞれの軸で「自動的なもの/人間」という二極があります。
自律分散型組織(DAO)は
中心:自動的なもの、外部:人間
に位置します。

DAOの進化系として、今流行りのAI的なものが進化していった先にある
「中心:自動的なもの、外部:自動的なもの」
という、コンピュータによる自動化された組織が出来てくるのではないかとされています。

株式会社との比較からDAOを理解する

ビットコインを送金サービス企業「ビットコインDAO」と見なし、従来の一般的な企業との比較がなされています。
例えば、
・CEO・管理者:不在。プロトコル(ルール)が該当する
・従業員:マイナー
・株式:ビットコイン
といった形です。

信頼が不要な社会

現在、取引の多くは信頼を前提にしています。

しかし、仮想通貨やスマートコントラクトの技術、DAOは信頼の前提を不要にしていけるかもしれません。
これらは信頼が前提になくとも、その「仕組み」によって正しく動く「ゼロトラストシステム」と言われています。
信頼という不確実なものに頼ることなく、巧妙に定められた「仕組み・ルール」によって取引・組織・社会が問題なく機能する可能性が見えています。

インターネットに匹敵するビットコインのインパクト

インターネットで「情報」が世界中を縦横無尽に駆け回るようになったように、
ビットコインで「お金、価値」が世界中を縦横無尽に駆け回るようになると指摘されています。

そして、ビットコインがもたらすイノベーションとして、以下の4つの分野が分かりやすいとして解説されています。
・国際送金
・アンバンクト
・公共支払い(寄付)
・少額決済(マイクロペイメント)

ブロックチェーン最大の利点

ブロックチェーンの最大の利点は「劇的なコスト削減」とテックビューロCEOが指摘しています。

現行の銀行で利用されているシステムを例として挙げ、P2Pによる低コストでダウンタイムのない仕組みであるブロックチェーンによって、本来銀行で必要な大型サーバーや冗長性が不要になるとしています。

ブロックチェーンの具体的な実用性

ブロックチェーンが金融やその他産業にもたらしうる影響、具体的な応用、今後の課題について具体例を挙げながら言及しています。

様々な側面からブロックチェーンの実用と今後について検討がなされています。

さいごに

ブロックチェーンが何となくすごいこと、契約行動に革新をもたらすスマートコントラクトへの応用が可能だということ、などは何となく感じていました。

しかし、では実際どんなふうに今の産業やら契約やらを変えていく技術なのかについてはよく分かっていなかったというのが正直なところです。

この本ではブロックチェーンの応用例についても具体的に書かれていますので、ブロックチェーンがもたらす未来について、より詳細なイメージが持てるようになります

他にも、法律的な視点、ビットコインに用いられている最新技術などについても語られています。

ブロックチェーンの実用化が進んだ未来が楽しみですね。
これからも一緒に学んでいきましょう!

(おしまい)

ブロックチェーンの衝撃

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  • 作者: ビットバンク株式会社&『ブロックチェーンの衝撃』編集委員会
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2016/06/08
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これから暗号通貨(仮想通貨)・ブロックチェーン関連の本をいろいろ読んでいく予定です。

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